放課後に子どもを預ける場所を探し始めると、まず「学童ってどこも同じじゃないの」という戸惑いに出会う。公的な放課後児童クラブと民間学童では、預かり時間や送迎の有無、料金の仕組みがかなり違っていて、青葉区内だけでも施設ごとの差は小さくない。
地域情報メディア『あおばコンパス』でエリアを担当しているハルです。子どもの預け先を探す場面では、まず何を先に見て、どこで一度立ち止まるかという順番が大事だと感じています。
この記事では、通いやすさ、預かり時間、料金、長期休みの対応という順番で確認点を整理したうえで、区内で実際に運営されている民間学童の候補も紹介する。次に何を調べればいいか分かる形にまとめた。
民間学童と公的学童の違い
横浜市には「放課後キッズクラブ」と「放課後児童クラブ」という2つの公的な放課後事業がある。キッズクラブは小学校の施設を使い、全児童が対象で遊びの場は無料、生活の場としての利用は就労家庭向けで有料になる。
一方の放課後児童クラブは、一軒家や集合住宅など学校外の施設で運営される、いわゆる学童保育。地域やNPOなどが運営していて、就労家庭の児童が対象になる。
民間学童はこれらとは別の枠組みで、企業が運営する預かりサービス。開所時間や送迎、習い事との組み合わせなど、施設ごとの自由度が高い分、内容の差も大きくなりやすい。
自宅や学校からの通いやすさ
民間学童を検討するとき、まず気になるのは自宅や小学校からの距離だと思う。青葉区は駅ごとに雰囲気が違っていて、たまプラーザ駅、青葉台駅、あざみ野駅の周辺には、それぞれ民間学童を案内している施設がある。
徒歩だけで通える距離か、送迎が必要になる距離かで、日々の負担はかなり変わってくる。子どもが一人で歩く区間があるなら、道の様子も含めて見ておきたいところ。
青葉区内で実在する民間学童の例
先に確認しておきたいのは、実際に区内で運営されている施設がどんな場所にあり、どんな条件で預かってもらえるかという点。公式サイトで確認できた範囲で、青葉区内の民間学童を3つ挙げておく。
いずれも駅から歩ける距離にあり、通いやすさという意味では選択肢に入れやすい立地だと感じている。料金や利用条件は変わることがあるため、申し込み前に必ず各施設の公式サイトで最新の内容を確認してほしい。
- えすこーとあざみ野校
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あざみ野駅から徒歩1分、講師1人に生徒5人までの学習指導を組み込んだ民間学童。
- Kids Duoたまプラーザ
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たまプラーザ駅から徒歩4分、英語で過ごす時間を組み込んだ全国展開の学童保育。
- あざみ野学童保育所
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あざみ野駅から徒歩3分、地域運営で長く続いている学童保育所。
えすこーとあざみ野校は、田園都市線と横浜市営地下鉄ブルーラインのあざみ野駅から徒歩1分、みつまるビルの2階にある。基本利用時間は11時から20時、時間外は8時から11時と20時から21時まで予約制で対応している。
料金は保育お試し利用で小学生が9時から19時の1日1万円程度、夏休みパックは小学生で4万4,800円程度という案内があった金額は税抜表示や時期による変動があるため、最新の料金表は公式サイトで確認するのが確実。送迎は月極会員向けのオプションとして距離と時間に応じた見積もりで対応している。
公式サイトはえすこーとあざみ野校で確認できる。
Kids Duoたまプラーザは、たまプラーザ駅から徒歩4分、コメールビル3階にある英語学童。営業時間は月曜から金曜の12時から20時30分で、未就学児と小学生でコースが分かれている。
月謝の目安は未就学児コースで2万2,680円程度、小学生コースで3万2,400円程度、入会金は2万1,600円程度という案内が見られた。対象エリア内であれば専用バスによる小学校までの送迎サービスもあるが、対象校かどうかは個別の問い合わせが必要になる。
公式サイトはKids Duoたまプラーザで確認できる。
あざみ野学童保育所は、あざみ野ゆうビルの2階にあり、あざみ野駅から徒歩3分という立地。地域で長く運営されている施設で、留守家庭の子どもが「もうひとつの家」として過ごせる場を目指しているという案内がある。
料金や定員、入所の申込時期については公式サイトで案内される入所者説明会のスケジュールを確認する必要がある。長く続いているからといって内容が同じとは限らないので、説明会や見学で直接聞くのが良さそうだ。
公式サイトはあざみ野学童保育所で確認できる。
送迎範囲はどこまで見ておくか
見落としやすいのが、送迎の対象が「学校からの迎え」だけなのか、「自宅までの送り」も含むのかという点。施設によって送迎の範囲や対応可能な小学校が決まっている場合がある。
例えば先に紹介したえすこーとあざみ野校では、送迎は原則月極会員向けのオプションで、習い事会員やチケット会員は対応できないこともあると案内されている会員種別によって送迎の可否が変わるため、契約前の確認が必須になる。
送迎ありと聞いて安心してしまう前に、自分の子どもの通学路や利用予定の小学校が対象に入っているか、個別に確認しておく必要がある。
預かり時間と延長対応の見方
公的な放課後児童クラブの開所時間は、平日は放課後から19時まで、土曜日や長期休業中は8時30分から19時までが目安とされている。ただしクラブによって時間が異なる場合があるため、確認が要る。
民間学童は施設ごとの設定になっていて、基本の利用時間に加えて時間外対応を用意しているところもある。先に挙げたえすこーとあざみ野校のように、基本時間の前後を予約制で延長できる施設もある。
延長できるかどうかだけでなく、当日の急な延長に対応してもらえるか、事前予約が必須かという点も、働き方によっては効いてくる部分だと思う。
長期休みの利用条件を確認する
よく迷うのが、通常月の条件だけを見て契約したあと、夏休みなど長期休みの対応が想定と違っていたというケース。長期休業日は開所時間そのものが変わることが多い。
横浜市の公的クラブでも、土曜日を除く学校休業日は8時から19時までと、平日の開所時間とは別の設定になっている通常月と長期休みで条件が変わる前提で見ておくと、当日困りにくい。
民間学童でも、夏休み期間はパック料金になっていることがある。夏休み前になって慌てないよう、契約時にこの部分をまとめて聞いておくのが良さそうだ。
料金に含まれるものを確かめる
先に確認しておきたいのは、月額料金にどこまで含まれているかという内訳。基本の預かり料金のほかに、おやつ代、送迎費、延長料金、教材費などが別立てになっている施設は多い。
公的な放課後キッズクラブの利用料は、時期によって月額2,000円から2,500円程度とおやつ代が目安とされているが、民間学童はこれとは別の料金体系になる。
月謝の金額だけを比べて決めてしまうと、実際に使ってみたら追加費用がかさんでいた、という状況になりやすい。見積もりの段階で、通常月と長期休みそれぞれの総額を聞いておくと分かりやすい。
日々の過ごし方と連絡の方法
預かり時間や料金と同じくらい、日々どう過ごすかも気になるところ。えすこーとのように学習指導を組み込んだ施設もあれば、Kids Duoのように英語だけで過ごす時間を軸にした施設もある。
入退室の連絡方法も見ておきたい部分。メールで入室と退室の通知が届く仕組みを用意している施設もあれば、電話連絡が基本のところもある。
申込時期と空き状況の目安
意外と知られていないのですが、民間学童は年度途中でも空きがあれば申し込めることが多く、公的な保育所の入所申請のような決まった時期に限定されない施設が目立つ。
一方であざみ野学童保育所のように、年度ごとに入所者説明会の時期を決めて募集している施設もある。人気の枠から埋まっていくこともあるため、入学の少し前から情報を集めておくと選択肢が残りやすい。
見学のときに確認したいこと
資料やホームページだけでは分からない部分は、見学で埋めていくしかない。実際の部屋の広さ、子どもたちの人数に対してスタッフが何人いるか、当日の雰囲気は行ってみないと分かりにくい。
通常月と長期休みそれぞれの開所時間と延長料金を確認する。
利用予定の小学校が送迎の対象に入っているか確認する。
月謝と別立ての費用をまとめた見積もりをもらっておく。
この3つは資料だけでは曖昧になりやすく、見学の場でその場で答えてもらうほうが後から迷わずに済むと感じている。
送迎や時間だけで決める失敗
正直に言うと、送迎ありという条件だけで安心して契約先を決めてしまうケースは少なくないと聞く。送迎の曜日が限定されていたり、悪天候時は対象外だったりする施設もある。
預かり時間の長さだけを見て決めた結果、実際の毎日の過ごし方が子どもに合わなかった、という声もある。時間や送迎はあくまで条件のひとつで、過ごし方や雰囲気と合わせて見る必要がある。

送迎ありでも会員種別や曜日で変わることがある
利用条件が家庭に合わないケース
民間学童は柔軟に見えて、実は対象学年や利用日数に条件がついていることもある。月極契約が基本で、週に数日だけのスポット利用ができない施設もある。
共働きの働き方が変則的な家庭では、固定の曜日契約だと使いにくい場面も出てくる。契約前にスポット利用や振替の可否まで聞いておくと、入会後のずれを防ぎやすい。
| 確認項目 | 見ておく内容 |
|---|---|
| 対象学年 | 入会できる学年の範囲と卒会の学年 |
| 利用日数 | 月極中心かスポット利用ができるか |
| 休業日 | お盆や年末年始などの休みの扱い |
公式情報で確認しておきたい窓口
放課後キッズクラブや放課後児童クラブなど、横浜市が関わる制度については、横浜市こども青少年局放課後児童育成課のページで最新の内容を確認できる。
民間学童については、各施設の公式サイトや電話での問い合わせが基本の確認先になる料金や送迎範囲は変更されることがあるため、申込直前に必ず確認するほうが良さそうだ。
- 横浜市こども青少年局放課後児童育成課
- 青葉区役所こども家庭支援課
- 各民間学童の公式サイトと電話窓口
今日からできる預け先の探し方
ここまで見てきた確認項目は数が多く、一度に全部を頭に入れるのは難しい。今日のうちにできることとしては、紹介した3つの施設の名前と最寄駅をメモに残し、公式サイトを開いて料金ページだけ先に見ておくことをすすめたい。
候補が決まってから見学の予約を取ると、聞きたいことを忘れずに済む。わたし自身、こうした確認ごとは後回しにすると当日ばたばたしがちだと感じている。
今週末、候補のメモを1枚作るところから始めてみてくださいね。その1枚があるだけで、来週以降の見学や問い合わせがずいぶん動きやすくなるはずです。













